老婆の短歌集

老婆の短歌集は、90歳を超えた老婆が、一人暮らしの中で体験している・・・仕事、趣味、花、野菜、家族、食べ物、愛、人生、旅行、故郷、田舎暮らし・・・ などについて、感じたことを思うままにーースマホを学びながらーー綴った短歌集です。

今日も又ゴーヤ切り干し空あおぐ雨はしばらく来ないでおくれ

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子は居るが離れて住みし老い独り不安はあれど我の人生

暗算も筆算もあわぬ買い物をスマホに打てばこれが一番



痛く遠くに行けずとじこもる犬とわたしはクサリの長さ

早苗田は夏の日射しに色はやる無事を祈りて朝夕眺め

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久方の青空のぞく雨上がり濃緑生きて夕日を受ける

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青天が何より嬉し空の青ゴーヤ切り干す暑さ忘れて

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言うまじき言葉はぐっと飲みこんで胸におさめて深呼吸する

汗ながし子供が作る早場米黄金色にみのる7月

我にまだ燃え居るものがあるならば野菜や花をスマホにいれる

四季に咲くゼラニウムの鉢植も夏には水を欲しがる姿

おめでとう、何が目出度い、誕生日九十二歳の生きる力か

折々に電話で無事を確かめる友は元気だ声に張りある

初めての西瓜栽培挑戦す子供や孫にたらふく食わせ

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菜園と花壇の手入れに明け暮れる拙い趣味に悲哀忘れる

子は居るが離れて住みし老い独り不安はあれど我の人生

7月に緑濃くなる次郎柿あまた実をつけ時は過ぎゆく

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七月は緑濃くなる季節なり花壇の中も緑一色

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美しく老いよと言えどそれは無理立つも座るもドッコイショなり

夏の夜の風雨に荒され止みしのち白い月い出あたりを照らす

間をおいてもの言う人を尊敬す無駄には歳をとらない人を

老いし今口先だけは衰えず子供は笑って許してくれる

会いに来て帰る息子を見送れば若きに逝きし夫の面影

今年又数多ゴーヤがぶらさがる夏に切り干す日照りが欲しい

降りだして雨に揺らめく冬柿は小ぶりながらに実をつけ太る

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降りだせば太き石には苔むして何十年 も庭にいずわる

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外出も一人で叶わぬ身になれど人の情けに生きる幸せ

蛇ぎらい庭の植木は丹念につんつくてんに剪定をする

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